タペストリーになりゆくもの

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ストーブ(エントランス)

あらすじ

ストーブは、23歳の主婦が年の離れた兄の葬式に行くお話です。
兄は10年以上前に家を出ており、その後何の連絡もなかったため妹にとってはほとんど他人です。知らない町で行われる、名前だけ知っている人の葬儀。
しかしだいぶ濃い血縁はある。そういった諸般の事情が曖昧で複雑な距離感を生み出します。

本編リンク

・第01話「訃報
・第02話「葬儀
・第03話「香織
・第04話「康祐
・第05話「相馬
・第06話「父親
・第07話「貴文

登場人物

君島文香[きみじま あやか]
23歳の主婦。6つ年上の旦那と結婚生活中。
年子の兄が一人、年の離れた兄が一人いるが、長男の方は物心ついた頃には家を出ていたため、ほとんど記憶にない。
今は東京に住んでいるが、実家は千葉。
割合由緒のある家の出で、いわゆるお嬢様と言われる部類の家柄に入る。
しかし当人にそんな意識は毛頭なく、家も少しお金がある程度だと思っている。
世間知らずの温室育ち。
そのためだいぶ子供っぽいところがある。
どんな料理を食べていても飲み物にオレンジジュースを選ぶ。

君島康祐[きみじま こうすけ]
文香の夫。29歳会社員。システムエンジニア。
文香のことは基本的になんでも好きなのだが、食事中にオレンジジュースを飲むところだけはどうしても理解できないと零す。

相馬文彦[そうま ふみひこ]
文香の父。54歳自営業。
相馬の家の現当主。×イチ。
前のお嫁さんとの間に一子を設け、離婚後も長子だからと頑として譲らず親権をもぎとった。
が、それが大きな一因となって長男は出奔してしまう。
後妻である香子との間に次男康彦、長女文香を設ける。
お家第一の頑固一徹親父。諍いも絶えないが人望もある。

平野貴文[ひらの たかふみ]
享年33歳。文彦の長男。
母を捨てた文彦を許すことができず、中学の時に家を飛び出した。
その後行方は杳として知れなかったが、母親の実家である平野の家にお世話になった後、県外の大学に進学したようだ。
交通事故で命を失い、妻と名乗る女性から、実家宛に葬式の連絡が入る。

平野香織[ひらの かおり]
貴文の奥さん。33歳主婦。
貴文が亡くなり通夜を行うが、その最中相馬の家のことを思い出し、通夜が終わってすぐに相馬の家に連絡を入れる。
小柄で温和な女性。少し子供っぽいところがある。
貴文との間に一子を設ける。

平野裕貴[ひらの ゆうき]
貴文と香織の息子。
貴文から一字もらって名づけたいという香織の言に、貴文が“文”だけは絶対に入れないでくれと言った結果、“貴”を入れた名前となった。
9歳の小学3年生。4月から4年生になる。
父貴文の影響で、サッカー好き。

相馬香子[そうま きょうこ]
文香の母。45歳主婦。
康彦、文香の母親。

相馬康彦[そうま やすひこ]
文香の兄。24歳会社員。
一族経営の会社で平社員をやっている。ゆくゆくは家を継ぐと親から決められている。
本人もそのつもりでいるようだ。

平野貴子[ひらの たかこ]
貴文の実母。52歳。
青森の実家から東京の大学に出るが、そこで文彦と恋仲になり19で妊娠。入籍することとなった。
しかしその後文彦と息子の教育方針で揉めに揉め、離縁することに。
無論彼女は貴文を自分で育てるつもりだったが、文彦が相馬の家の力も使って親権を強奪。たった一人の息子も失うことになる。
失意のうちに青森に戻り、そこで職を見つけて働いていたが、
33になった時、突如貴文が彼女の元を訪れる。

織笠智美[おりかさ さとみ]
香織の友人。33歳独身。
クールビューティーという言葉が似合う、とてもきっちりした女性。
香織との関係は半ば世話を焼いていると言う体だが、
世話をする相手を常に横に置いていることで、自身の精神性を保っているところがある。
隙がなさすぎて男性が寄り付かないのが悩みのタネ。
香織が最愛の人を亡くしたことでナーバスになっているので、過保護な智美はかなり神経質になっている。

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